【圧空成形チュートリアル】Multiplierの新機能 - 「カスタムモード」でさまざまなメーカーの数百種類のシート材を自由に使用

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これまでMultiplier の機能は、あらかじめ用意された材料プロファイルによって管理されていました。新たに追加されたカスタムモード(Custom Mode)では、Multiplierの設定を柔軟に微調整でき、多種多様な熱成形材料に最適化することができます。カスタムモードを使用することで、Mayku純正材料はもちろん、サードパーティ製材料や、その他さまざまな熱成形シートを自由に試すことが可能です。

カスタムモードを使用すれば、新しい熱成形シートの設定をわずか数分で習得できます。Multiplierは数百種類もの材料プロファイルを保存・編集できるため、さまざまなメーカーの材料を簡単に管理できます。また、成形後でも保存済みの材料データを編集することが可能です。

厚さ0.1mm〜5mmまでの熱成形材料は、すべてカスタムモードで使用できます。さらに、リデューシングプレート(Reducing Plate)と組み合わせることで、5mmを超える厚さの材料にも対応できるプロファイルを作成でき、用途がさらに広がります。これらの機能強化により、エンジニア、デザイナー、教育関係者は、さまざまな工業グレードの熱成形材料を試験・評価・最適化できるようになります。


カスタムモード(Custom Mode)の入手方法

すべてのMayku Multiplierユーザーは、Multiplier 2.0へアップグレードすることでカスタムモードをご利用いただけます。アップデートは数秒で完了します。サポートが必要な場合は、Maykuラーニングリソースをご参照ください。



カスタムモード(Custom Mode)による熱成形手順



1. シート材を選択する

まず、プロジェクトに適したシート材を選択します。直径428mmの円形フルサイズシートを使用できます。また、リデューシングプレートを使用すれば、A4サイズまたはUS Letterサイズのシートにも対応でき、小型モデルの製作時に材料をより効率的に活用できます。


代表的な材料の融点(参考)


2. カスタム材料プロファイルを作成する

• 「Materials List(材料リスト)」へ移動
• 「New Material(新しい材料)」を選択
• 「材料タイプ」「温度」「圧力」を入力します。

※材料ごとに最適な成形温度・圧力は異なります。一般的に、厚いシートほど高い圧力が必要になります。例えば、厚さ1mmのHIPSシートでは160℃・45PSI程度が適していますが、3mmのHIPSシートでは160℃・60PSI程度が必要になる場合があります。実際の用途に応じて最適な設定をお試しください。

以下のパラメータも調整可能です。
• 成形時間(Form Time):シートに圧力をかけ続ける時間
• 冷却時間(Cool Time):圧力解除後に冷却する時間
• Heater on at Pressure:ヒーターを作動させるタイミングを設定します。加熱が速い材料では、この値を調整することで待機時間を短縮できます。

3. シートのキャリブレーション
Multiplierは内部の小型ポンプを利用してシートを水平に保ち、加熱中の安定性を確保します。

• 「Calibrate(キャリブレーション)」を選択します。

• キャリブレーション中は、本体の上下矢印ボタンを操作し、シートができるだけ水平になるよう調整してください。

※正しいキャリブレーションは非常に重要です。シートの傾き本体が閉まらない加熱ムラなどの問題を防ぐことができます。


4. 材料プロファイルを保存する
キャリブレーションが完了したら、材料プロファイルを保存できます。自動生成された名前を使用することも、後から分かりやすい名称へ変更することも可能です。

Mayku Multiplierは、高精度な試作品、金型、最終製品の製作を目的として設計された、プロフェッショナルかつ操作が簡単な圧空成形機です。製品の詳細については、お気軽にお問い合わせください。


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