新しい Bambu Lab H2S は、多くの 3D プリンターユーザーが待ち望んでいた一台です。シングルノズル、高性能な Core XY プリントヘッド、そしてより広い造形エリアを備えています。
造形サイズは大きく、340 x 340 mm のビルドプレートは、まさに「ヘルメット級」です。
そう、いわば H2D から凝ったデュアルノズル機構を省いたモデルです。
サーボモーター式エクストルーダー、先進的なエアフローシステム、フィラメント経路全体を監視する AI 検出など、先行モデルの第 2 世代技術をすべて受け継いでいます。
👉以前にご紹介した H2D AMS COMBO と H2D Laser full Combo 40w の開封レビューはこちら!
今回開封するのは、10W レーザーを搭載した H2S Laser Combo です。
レーザー非搭載の H2S を購入した場合も、後からレーザー仕様にアップグレードできますが、デュアルノズルには変更できません。
Bambu Lab は、デュアルノズルを希望する場合は、デュアルノズル搭載のH2D を購入することを推奨しています。

開封
Bambu Lab H2S の箱には、プリンターの設置に必要なもの一式と、追加のパーツが同梱されています。
プリンターには、テストモデルや、手工具を作るための実用的な造形データがあらかじめ収録されています。
DIY スクレーパーの製作に使える刃とネジも付属しています。
さらに、紙のスタートガイドと、スライサーおよびスマートフォンアプリの使い方を説明する資料も付属しています。
箱の内側のフラップには QR コードが印刷されており、読み取ると開封動画を視聴できます。
もちろん、重要な同梱品として AMS 2 Pro、10W レーザーヘッド、カッティングヘッドも入っています。

広い造形エリアで、広がる選択肢
H2S は、Bambu Lab の優れた 3D プリンター H2D のシングルノズルモデルです。
アルミニウムとスチール製のシャーシに樹脂製の外装を組み合わせた、完全密閉型のプリンターです。
従来の X1C よりも高温に対応しており、ノズル温度は最大 350°C、ヒートベッド温度は最大 120°C に達します。
エアフィルターも改良され、室内の空気中に浮遊する粒子を低減できます。
H シリーズの特に優れた改良点は、チャンバーの加熱と冷却の両方に対応する、適応型エアフロー機能を搭載していることです。
これにより、PLA やその他の「低温」フィラメントにとどまらず、より幅広い材料で造形できるようになりました。

H2S はレーザー仕様にも対応しているため、H2D と同じ難燃性のチャンバー内装を備えています。
H2D の特徴である単一ホットエンドのデュアルノズル構成は、その独自の機構によって造形スペースの一部を使用します。
H2S は 340 x 340 mm のスペースを最大限に活用でき、Bambu Lab がこれまでに製造した中で最大の造形サイズを持つ機種となっています。
Bambu Lab は新しい H シリーズに A1 タイプのノズルを採用していますが、両者はまったく同じではありません。
クリップとマグネットで固定する方式のため、ノズル交換はより簡単になっています。また、配線はすべてツールヘッド側に残ります。
速さと精度を両立
テストでは H2S の速度が印象的で、X1C よりも最大 30% 速く造形できます。
プリントヘッドの最高速度は 1000 mm/秒、最大加速度は 20,000 mm/秒² です。
加速度は X1C と同じですが、最高速度は 2 倍になり、実際の造形速度は約 30% 向上しています。
H2D と同様に、H2S のシングルノズルも 350°C に達するため、ASA やナイロンなどのエンジニアリング材料の造形に適しています。
H2S の完全密閉型チャンバーは、これらの材料に適した造形環境を維持するのに役立ち、フィルター機能は造形中に材料から発生する有害物質の除去を補助します。

Bambu Lab は H2S に各種センサーを搭載しており、造形の異常を検知し、問題が発生する前にプリントを停止できます。
また、材料切れでフィラメントを交換した場合も、造形を高精度に再開できるため、よくあるレイヤーずれの心配を軽減できます。
このエクストルーダーの大きな特徴は、永久磁石同期サーボモーターを搭載していることです。押出力が 67% 向上し、フィラメントの押し出しも非常にスムーズです。
H2D と H2S の造形結果を比較しても、基本的に差はありません。

レーザーヘッドやカッティングヘッドの追加という大きな新機能に加え、H2S ではオプションのビジョンエンコーダープレートを使用し、長期間の使用によって生じた誤差を補正できます。
特に、プロ向けの製品設計や、厳密な寸法精度が求められる作業に使用する場合は、この機能を定期的に活用することが大切です。ビジョンエンコーダーは、50 μm の精度が必要な造形に使用できます。
H2D と同様に、H2S も AMS 2 Pro に対応しています。
AMS 2 Pro は、従来の AMS および AMS HT と完全な互換性があります。
複数の AMS モジュールを接続することで、4 本のフィラメントにとどまらず、さらに多くの色で造形できます。

多機能な製作拠点
H2S Laser Full Combo の 10W レーザー彫刻ヘッドは、ほとんどの切断・彫刻作業に手軽に対応できます。
内蔵のエアアシストシステムにより、最大 5 mm 厚の合板やアクリルをきれいに切断でき、すすや焦げを抑えた、シャープな切断面に仕上がります。
上方から見下ろす俯瞰カメラとリアルタイム追跡機能により、位置決め精度を 0.3 mm 以内に保てるため、「プリントしてからカットする」ワークフローをスムーズにつなげられます。
さらに、保護筐体、火炎検知センサー、ドア開放時の停止機構も搭載しています。単なる 3D プリンターを超え、プリント・彫刻・切断・描画を一台にまとめた、多機能な製作拠点を実現します。
Bambu Lab H2S の詳しい仕様については、当社の商品ページをご覧ください!
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参考資料
