昨年から Bambu Lab がより大型の 3D プリンターを発売することは分かっていましたが、ついにその待ち時間が終わりました。
デュアルエクストルーダーや完全密閉型などの特長に加え、3D プリント以外の機能も多数備えています。
このプリンターは近日発売予定で、H2Dの予約価格は 1,899 米ドルです。
同じく新製品の AMS 2 Pro を同梱した H2D Combo の価格は 2,199 米ドルです。
H2D レーザー版の予約価格は 2,799 米ドルまたは 3,499 米ドルで、選択するレーザー出力によって異なります。
このモデルには、Bambu Labs が本機のために設計したすべての新機能が含まれています。
非常に多機能な優れたプリンターで、その一端は公式の最初の紹介動画でも確認できます。
具体的には、H2D は機器のアップグレードを検討するプロフェッショナルや、さまざまな複雑なプロジェクトに取り組むメイカーに適しています。

概要
発売年:2025 年
価格:1,899 米ドルから
造形サイズ(mm):325 x 320 x 325(シングルノズル)/ 300 x 320 x 325(デュアルノズル)
温度(℃):350 / 120 / 65
主な特長:完全密閉型、チャンバー温度管理、アクティブチャンバー加熱、デュアルエクストルーダー、オプションの 2D カッティングツール、高精度キャリブレーション(別売りエンコーダープレートが必要)、火災安全システム、安全キー/緊急スイッチ

Bambu Lab H2D とは?
H2D 3D プリンター本体だけでも、492 x 514 x 625 mm のサイズに多くの技術が詰め込まれています。
Bambu Lab は、H2D のエクストルーダー用に新しいサーボモーターを開発しました。

Dynasense と呼ばれるこのモーターは、ステッピングモーターとは異なります。ステッピングモーターは一定の刻みで動き、採用するシステムによっては、脱調後に実際の位置や位置のずれをフィードバックできません。
Bambu Lab の新型モーターはこのフィードバックが可能で、フィラメントの流れをより適切に制御できます。
同社によると、このモーターと Bambu Lab ならではの高度なアルゴリズムを組み合わせることで、プリント時の押出品質をより細かく制御できるといいます。
プリンター全体にセンサーとカメラが配置されています。プリントの不整合やエラーを監視する専用ノズルカメラから、切り替え時のホットエンドの位置合わせを監視する渦電流センサーまで、目に見えない多くの処理が H2D の正常な稼働を支えています。
デュアルエクストルーダーは重要な特長で、H2D の 1 つのプリントヘッドには 2 つのホットエンドが並列に配置されています。
これらの硬化処理された高流量ホットエンドは 350°C まで加熱でき、個別のスプールや独立した AMS ユニットからフィラメントを供給できます。
これにより、複数の色や材料を同じプリントで使用できます。

H2D のアクティブチャンバー加熱は、環境をより適切に制御し、反りやすい材料でも安定した造形を維持します。
H2D は本体の複数の開口部を作動させ、冷たい空気を取り込み、ろ過した空気を排出できます。
そのため、ドアを閉めたまま PLA をプリントできます。
350 mm 幅のプリントベッドのうち、プリントに使用できる幅は 300~325 mm に限られます。これはデュアルエクストルーダー式 3D プリンターによくある制約です。
全体として、300~325 x 325 x 320 mm の造形サイズを利用でき、120°C まで素早く加熱できるプリントベッドと、両面テクスチャー PEI プレートを備えています。
Bambu Lab は H2D のプリント速度を 1,000 mm/s、加速度を 20,000 mm/s としています。
技術上の最高速度は従来の X1E の 2 倍ですが、実際の使用で常にその最高速度で動作する可能性は低いでしょう。

3D プリントの精度を高めるため、Bambu Lab はエンコーダープレートも提供しています(別売り)。
プリントプレートに似たこのシートには、プリンターのカメラが検出できる微細な機械可読コードが敷き詰められています。
このシートと高度なキャリブレーション手順を組み合わせることで、95% の信頼度で、造形範囲全体における H2D の移動精度の偏差を 0.05 mm 未満に抑えられます。
ほかに何ができる?
デュアルエクストルーダーによる 3D プリントに加え、2D カッティングモードも備えています。
ブレードのアタッチメントで、ビニール、紙、カードなどの薄いシート材料をカットできます。
また、2 種類のレーザーモジュール(10W と 40W)があり、出力に応じてより厚い材料を切断できます。
Bambu Lab は H2D レーザー版の安全性を重視しています。多数の炎センサー、AI による火災検知、有害な光を遮る窓に加え、緊急停止ボタンや携帯できる安全キーなど、必要な安全装備を備えています。

H2D の新しい 3D プリント以外の機能は、Bambu Suite という新しいソフトウェアで操作します。ベクター形式とビットマップ形式のファイルを使い、輪郭カット、彫刻などを行えます。
3D プリント用ファイルと同様に、2D ファイルや両者を組み合わせたプロジェクトも MakerWorld に統合され、ライブラリーで標準的に扱えるようになります。
H2D レーザー版は 4 月から出荷開始予定です。

新しい AMS の選択肢
本日 H2D とともに発表された AMS 2 Pro は、見慣れた外観を保ちながら再設計された AMS ユニットで、要望の多かったフィラメント乾燥機能を統合しています。
Bambu Lab によると、それだけでなく、湿った空気を排出し、装置を密閉してフィラメントの状態を保つスマート換気システムも搭載しています。
AMS 2 Pro は 65 ºC まで加熱してフィラメントを乾燥でき、プリンターやスマートフォン、パソコン上のソフトウェアから操作できます。
Bambu Lab は、スプール 1 個用の AMS HT も提供しています。
AMS HT は別売りで、AMS 2 Pro と同じ材料に対応しますが、85 ºC まで加熱でき、乾燥中にスプールを回転させることもできます。
湿度情報をプリンターとソフトウェアでのみ表示する AMS 2 Pro とは異なり、AMS HT はディスプレイを搭載しており、現在の湿度や乾燥作業の状態を一目で確認できます。
また、Bambu Lab は、AMS 2 Pro のフィラメント供給機能はすでに X シリーズと P シリーズでも利用でき、一部の後方互換性があると説明しています。
乾燥機能の完全な利用には、時期未定のファームウェア更新が必要です。
AMS HT も最終的には X シリーズと P シリーズに対応する予定です。いずれも電源などの追加部品が必要になる可能性があります。

H2D は、X シリーズや P シリーズに比べて同時に使用できる AMS ユニット数を拡大し、4 台の AMS または AMS 2 Pro と、8 台の AMS HT を接続できます。
これにより、1 つの作業で使えるフィラメントは合計 24 スプールになります。ただし、実際の構成や動作の様子はまだ確認できていません。
そのためには、Bambu Lab がまだ公開していない追加のハブのような機器が必要になるでしょう。
X シリーズと P シリーズと同様、AMS Lite は H2D に対応していません。フィラメントの供給や動きの調整方法が異なるためです。
Bambu Lab H2D の詳しい仕様は、当社の商品ページをご確認ください!
詳細についてのお問い合わせもお待ちしています!
- お問い合わせ -
3DMart が提供するのは 3D プリントだけではありません。「3D プリント受託サービス」、「3D スキャンサービス」、「空間 3D スキャンサービス」の 3 つの受託サービスを提供しています!
公式 SNS をフォローして、最新情報をチェック:
Facebook | Instagram | Threads
参考資料